恭喜??!

2013/2/28 Thursday
トレイントラックス上海特派員 大西 亘

恭喜发财!(ゴンシーファーツァイ:中国版明けましておめでとうございます)
中国では春節が終わりようやく新年を迎えました。

この数年で、上海は誰もが疑わない消費マーケットになりました。それに伴い海外のショップやデパートの出店が相次いでいます。今回は、上海マーケットにおける海外アパレルショップやデパートの動向を、一人のカスタマーとして主観的にリポートします。

まずは、ショップから。街全体が雑居の様な状態で、東京のように店や商品のスタイルに合わせて渋谷・新宿・表参道・下北などと、 出店場所を選べない上に、家賃がぐんぐん高騰しているという現実はおそらくどのショップにしても頭が痛いのではないでしょうか。 それから、消費者の淘宝を中心としたネットショッピング依存型の消費行動(お店でもネット上でも同じ偽物が流通している以上、値段が比較でき、安い出品先を選べる )など小規模のリテーラーが出店するには難しい状況があります。

それでも、奇麗な内装で海外の人気ブランド、もしくは中国の新しいデザイナー商品を扱うショップなどは、少しずつですが増えてきています。このようなブティックは、 時折スポーツカーに乗って現れ棚買いしていく億万長者の常連客や、本物志向の若者、たまには良い物を買いたい外国人などの顧客に支持されています。

僕個人の今年の注目は、10 Corso Comoの出店です。まだ、オープンしていないのですが、今あるショップはどれも20代の若い人がターゲットの中、 高級感あるライフスタイルを提案するようなお店に中国の富裕層がどう反応するのか、楽しみです。

それから、今までデザイナーズブランドをほぼ独り占めしていた香港のITのライバルになるべく、昨年、外灘ROCKBUND ART MUSEUM の向かいにオープンした台湾のTUANTUANも気になります。

次に大型の商業施設。7年前まで偽物市場として有名だった襄阳(シャンヤン)マーケットも、年内にはiapmという商業施設に生まれ変わり、既にプラダ/グッチなどが出店を決めています。ただし、デパートなどの大型の商業施設は日本同様に苦戦が感じられます。ブランドの誘致に力を注ぐばかりで、デパートとしての統一感やブランディングといった概念が見えません。

昨年末に上海高島屋がオープンしました。 是非とも頑張ってもらいたいのですが、これまで何の反響も聞こえてきていません。場所が僕の生活圏外だからなのかもしれないのですが、クリスマス・春節といった買い物時期にも何の情報もなかったのが少々残念な感じです。日系だから控えたのかもしれませんね?

恭喜发财なんて景気よく始めましたが、実は毎年、春節空けの上海の町並みには、閉店して店舗物件貸し出しのビラが張ってあるお店がそこら中にあります。うまくいかない商売は年末で閉めて、新年は新しい商売を始めよう!といったところでしょうか?新しいお店が開いては閉店して、またすぐに別の店が開く。そのスピードには相変わらず驚かされるばかりです。

今年も商売がんばりましょう!