「ニンテンドー3DS」がヒットしない理由

2011/9/06 Tuesday
アカウント・エグゼクティブ 山角 俊介
ニンテンドー3DS(以下、3DS)」の売行きが芳しくない。「ニンテンドーDS」の国内販売総数が約3254万台に対し、「3DS」は約152万台である(2011年8月16日発表/エンターブレイン調べ)。任天堂は販売台数の伸びない「3DS」の普及を高めるため、発売から半年も経たず『3DS』の販売価格を25,000円から1万円も下げ、15,000円で販売することにした。

何故「3DS」の売行きはよくないのか。私は“商品機能”、“価格設定”の2つに要因があると考える。まず“商品機能”だが、そもそも「3DS」の最大の売りである“3D機能”が、世間に受け入れられていない。今年5月の総販売台数に占める3Dテレビの割合は、6.8%(BCN調べ)という結果になっている。一般消費者にとって、3Dテレビはまだ身近なものにはなっていない。「3DS」の“3D機能”も同様のようだ。

次に“価格設定”だが、25,000円は携帯ゲーム機として高すぎる。他の携帯ゲーム機と比較すると「PSP」は16,800円、「ニンテンドーDSi」は15,000円と約1万円の価格差があり、据置ゲーム機と比較しても「PS3」が24,980円、「XBOX360」は19,800円であることから、「3DS」がいかに高額であるかが分かる。また昨今はソーシャルゲームが流行し、無料ないしは数百円で遊ぶことができるのも「3DS」の価格設定に不満を覚える要因だろう。

ハードが売れないとゲーム数も出てこない。“ゲーマー”な私としては非常に困るのだ。数々の伝説を残してきた任天堂には、是非とも頑張っていただきたい。