デジタルシニア増加中

2011/8/11 Thursday
アカウント ディレクター 小牧 圭市
先月、2010年の国勢調査の結果が発表された。65歳以上のシニアの人口が大幅な伸びを見せており、前回の2005年調査から362万人増え、過去最高の2929万人になったとある。日本の総人口1 億 2805 万6千人に占めるシニアの割合は23.1%で、世界最高水準の割合らしい。

シニア層を取り巻く環境で、最近にわかに注目されているのが「デジタルシニア」というキーワード。デジタル機器やインターネットを自由自在に使いこなすシニアのことで、これまでは少数派であったのが近年急激に増えているのだ。東京大学大学院情報学環が実施した「日本人の情報行動全国調査」によると、パソコンや携帯電話などでメールやWebを“積極的”に利用するシニアは、2000年で4.5%だったのが、2010年にはなんと48.8%まで伸びたという。

デジタルシニアの増加に比例して、シニアにターゲットを絞ったネット上のサービスも様々誕生している。シニア向け情報サイト「よからいふ」、SNSサイト「スローネット」、ECサイト「LION ウェルネスダイレクト」、動画配信サイト「日本アーカイブス」などなど。文字サイズが極端に大きいものや、デザインがシンプルなものなど、見やすさや使いやすさの工夫があって面白い。

昨今の日本において、シニア層は最も消費旺盛な世代だと言われている。人口が多く、デジタルに積極的になりつつある世代。シニア向けのマーケティングにおいても、ネットを効果的に活用することが求められる日はそう遠くなさそうだ。

ただ。シニア目前の私の父から絵文字たっぷりのメールが届く日は、できれば遠くであって欲しいと切に願う・・・想像しただけで恥ずかしいし返信しにくいから。