新ディレクター、ロン・ヒューバーよりご挨拶

2011/6/27 Monday
ディレクター ロン・ヒューバー
ロン・ヒューバー、トレイントラックスで働くようになったきっかけを語る

トレイントラックスのメールマガジンをお読みいただいている世界中の皆さまに、あらためてご挨拶をさせていただきたいと思います。今後、このメールマガジン発行に携わるものとして、皆さまには引き続き、日本と私たちトレイントラックスに変わらぬご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

ひょっとしたら、すでに前月号でご存知の方もいるかもしれませんが、私、ロン・ヒューバーは先月よりトレイントラックスのメンバーに加わりました。まさに先月の今日(この文章を書いている6月10日)まで、東京行きの飛行機に乗り込むべく、母国カナダで荷造りをしていました。

話は90年 代後半に日本市場に参入した米国の大手デジタルマーケティング代理店Modem Media Japanで、私がプロデューサーとして働いていた12年 前までに遡ります。当時、私はそこで現在のトレイントラックスの代表取締役である原田有紀子氏と一緒に働いていました。私のマーケティング・コミュニケーションにおけるキャリアを通して素直に感じたことを言えば、彼女は素晴らしい指導者であり、クライアントに本当の価値をもたらす方法を熟知する知的でエネルギーに満ち溢れた女性です。

その後、いくつかの会社でのブランディングや マーケティング、ビジネスコンサルティングとしての経験を経て、2003年、自身の教養とスキルを高めるため弁護士になることを決意しました。法律の世界で十分な経験を積んだ後、いずれは日本に戻り上層部経営者のポジションでその知識を活かそうと考えていたのです。

ロースクールを卒業後、私はカナダに戻り、企業取引や知的財産、テクノロジー関連の法律の分野で実際の仕事の従事しました(因みに、法律の勉強は、目が覚めるような刺激的な経験ができるので、皆さんに強くお薦めします!)。加えて、大学でいくつかの法律の授業を教えたり、日本への実習プログラムの管理をしていました。3月11日の早朝、大学から東北での地震と津波があったとの連絡があり、全ての日本行の便はキャンセルさたことを知りました。それから一ヶ月間、私は多くの時間を大学や実習学生との連携をとるのに割きました。もちろん日本にいる同僚や友達とコンタクトを取るのにも骨を折りました。

震災の時、日本の外からメディアの報道を見ていた人は、どれほど悲痛なイメージを持ったことでしょう。私を含め日本に住んだことのある人は、大切な人たちを襲った悲劇に心を痛める一方で、できること言ったら優しい言葉をかけることや寄付ぐらいしかありませんでした。こうした状況が、私の日本に戻りたいという思いをより強いものにしたと言えば、お分かりいただけるでしょう。

ちょうど昨年12月、出張で東京に来た時にコンタクトを取っていたこともあり、4月中旬に再び原田氏と連絡を取りました。その時、震災に関するメディア報道について、もっと正確で理性的な報道の必要性などを話しながら様々な話題に発展し、それをきっかけに、一週間後には彼女からのトレイントラックスでディレクターとして働かないかというありがたい申し出を受け入れました。

それから新たな仕事が始まるまでの約3週間、まだ大学の教師の仕事も残っていて、どれだけ慌ただしく家と自分の生活を整理したか想像していただけるかと思います。実際に、家族と友人の助けなしでは、とてもやりきれなかったでしょ う。(特に私の母と妹は、家の掃除から、売却用の持ち物のリストアップまでしてくれました)。本当に皆さんには感謝しています!

そんなこんなで今日に至り、今は本格的に仕事を開始しています。戻ってきて本当に良かったと思っています。日本では、状況はほとんど正常に戻り、人々は驚くべき回復力と協調性を見せています。とりわけ、クライアントの仕事は面白く、素晴らしいチームで仕事をしています。私の新しい役割や、私がトレイントラックスにもたらしたいものについて、これからもニュースレターで皆さまにお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!それではまたお会いしましょう!

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